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《ペルー》大統領罷免後に国民がデモ=不人気の国民議会に反発

 9日に国民議会によって行われたマルティン・ヴィスカラ大統領罷免を不服とし、ペルー国内では連日、抗議デモが行われ、国が揺れている。13日付伯字紙が報じている。
 ヴィスカラ大統領は9日に、2014年にモケグア州知事時代に受け取ったとされる収賄疑惑の罪を問われ、罷免された。ヴィスカラ氏は無罪を主張しながらも法的手段に訴えず、罷免に従っていた。
 だがこの罷免は、国民の同意を得ておらず、かねてから不評だった。世論調査では75%がヴィスカラ氏続投を望んでおり、国民の59%は議会を支持していなかった。

 デモは罷免翌日の10日からはじまった。中心は首都リマのサンマルティン大通りだが、その他にも全国16カ所で行われている。彼らは国民議会議長から暫定大統領に就任したマヌエル・メリノ氏に対して、罷免の有効性に強い疑問を投げかけている。
 同国のルイス・アルマルゴ通信相は「罷免は国連も承認した合法的なものだった」として反論し、メリノ暫定大統領も平静になるよう国民に呼びかけていると報じられている。