「新型コロナウイルス感染症が流行っていますが、対策をしっかり行っていますのでご安心ください」――サンパウロ日伯援護協会(与儀上原昭雄会長)の人間ドック部門担当者の鈴木健次さんらが来社し、そう強調した。
人間ドックのあるリベルダーデ医療センター(Rua Fagundes, 121 – Liberdade, São Paulo – SP)では、外来患者と人間ドック受診者の出入り口を正面玄関のみに限定し、入館時に体温測定や喉の痛み・倦怠感の有無を確認し、徴候のある人との接触を避ける工夫を行っている。
医師・スタッフのマスク着用や消毒用アルコール設置はもちろんのこと、受診者一人一人の診察毎に診察室内の液体消毒や人間ドック受診者の更衣室に使い捨てマスクを用意するなどの対策を挙げる。
人間ドックのコースは女性・男性別にPLENO、SENIOR、MASTERコースに分かれている。鈴木さんは「初めて受ける人はMASTERコースがお勧め」という。
MASTERコースはグリコヘモグロビン検査、心臓超音波検査、胃カメラとピロリ菌検査なども含まれており、「診断結果を見て次回必要ないと感じればPLENOなどへ変更するのも良いと思います」と提案する。
先月は80人ほどが人間ドックで診断を受けており、「子供と一緒に受ける人もいました」と医療センター受付の中里タチアナさんは補足する。小児向けの人間ドックやキッズルームもあり、「両親が診断中はスタッフ見守りの下で遊ばせながら待機ができます」と説明する。
医師も日本語での対応が可能だが、分からない場合はさらに通訳専門スタッフを通して説明も受けられる。診断は月から金曜日の7時から13時まで。診断結果は日本語付きで2~3週間後に出る。
人間ドック各コースの料金は、女性はPLENOが2411・10レアル、SENIORが2874・97レアル、MASTERが3232・81レアル。
男性はPLENOが1973・35レアル、SENIORが2549・86レアル、MASTERが2907・71レアル。ただし来年から料金を変更する予定なので年内までの価格。
人間ドックの予約はメール(checkup@hnipo.org.br)、電話(11・3274・6495)で可能。事務所営業時間は平日月曜日から金曜日の7時から16時まで。
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