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《ブラジル》ロビーニョが強姦容疑で2審有罪=その後もあがる怪しい証拠

ロビーニョ(Santos FC)

 元ブラジル代表のサッカー選手、ロビーニョ(36)が、10日にイタリアのミラノで行われた集団強姦容疑の2審裁判で、1審同様、9年の実刑判決を言い渡された。この裁判の後も、この事件に関する疑惑が次々と報じられている。11〜14日付現地紙などが報じている。
 この裁判は、2013年1月22日、当時ACミランに所属していたロビーニョがパブで出会った23歳の女性に対して集団強姦を行ったとされる容疑に関するもの。この日、ロビーニョは妻と共にパブでのパーティに参加していたが、妻が帰宅した後、女性を酒に酔わせ、5人の友人らと集団強姦したとされていた。2017年に行われた第1審で、ロビーニョは9年の実刑判決を受けていた。
 ロビーニョはその後も現役を続けており、10月には古巣サントスと契約していたが、10月16日、グローボ・エスポルテが、ミラノの裁判所が有罪とした判決文を入手。その際に録音証拠としてあがっていたロビーニョの「(この女性は)もう完全に眠ったな」との発言を暴露。これで「女性とは合意の上だった」としていたロビーニョの言い分が崩れ、サントスとの契約も打ち切られていた。

 10日の2審でも、1審と同じく9年の実刑判決が下されたロビーニョだったが、その後も疑惑が次々とあがっている。
 11日には、UOLエスポルテが入手し、公開を許可されたロビーニョの電話の会話を暴露。ロビーニョはそこで、同じく2審でも有罪判決を受けたリカルド・ファルコ容疑者に対し、笑いながら「アドバイスをやろうか。ブラジルに戻れ。牢屋に入れられないようにな」と国外逃亡を薦めていた。
 14日には同じくUOLエスポルテが、ロビーニョが友人のひとりに電話をかけ、「(被害者の)女性がフェイスブックを通じて自分たちの名前を把握し、警察に知らせたようだ。彼女はあいつ(別の容疑者)と電話で話している。なんとかして、あいつが彼女と話すのをやめさせなければ」と話していたことが明かされた。
 これらの録音記録は、有罪判決の決め手となったとされている。