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東西南北

 グローボ局のノヴェーラで「おばあちゃん女優」として有名なニセッテ・ブルーノが20日、リオ市南部の病院の集中治療室でコロナウイルス感染症により亡くなった。87歳だった。1933年生まれのニセッテは20代だった50年代に夫と共に劇団を旗揚げし、テレビ草創期のノヴェーラでも活躍。グローボには81年から出演し始め、常連出演者となった。2007年に74歳で演じた「セッテ・ペカードス」でのジュジュ役が当たり、「サウヴェ・ジョルジェ」(2013)「アイ・ラヴ・パライゾーポリス」(2015)などのヒット・ドラマなどでもおなじみになっていた。21日に葬儀と埋葬が行われている。
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 19日付本紙でも報じたイザ・ペナ聖州議に対するセクハラ問題は週末もずっと話題になっていた。そんな中、ボルソナロ大統領支持で有名なジル・ジニス州議が「セクハラを一般化し、政治的な舞台にしている」との言葉でフェルナンド・クリー州議を擁護しようとして、波紋を呼んだ。ジニス氏は「反連邦議会、反最高裁」の反民主主義行為に加担したことで、社会自由党(PSL)を除名されている。クリー州議は極右政治家ではなく、同州議が実際にイザ氏の体に触った場面が録画されたのは事実。応援してほしくない人物からの擁護だったら、けっこう迷惑?
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 20日のサッカーの全国選手権。フラメンゴがバイアに4―3で勝利し、2位に浮上。試合のなかったサンパウロに勝ち点5に迫った。また、この試合でフラメンゴのジェルソンに、「黙れ、ニグロ」などの侮蔑発言を行ったとして、バイアのラミレスが出場停止処分を受けた。ラミレスはコロンビアからの助っ人選手だ。