自動車生産がコロナ禍の影響で2020年に31・6%落ち、2003年以来となる低レベルに下がった。8日付現地サイトが報じている。
これは全国自動車工業会(ANFAVEA)が発表したもの。それによると、2020年の自動車の生産台数は201万4055台で、294万4988台だった2019年を31・6%下回った。
これは、168万4715台だった2003年以降の17年間で最少の生産台数となった。
生産台数が最も落ち込んだのはバスで、前年比で33・5%減の1万8405台に終わった。これは1999年の1万4315台に次ぐ、最少製造数だ。
そのほかは、トラックが19・9%減、乗用車と商用車を含む軽自動車が32・1%の減少となった。
輸出も前年比で24・3%減となる32万43300台にとどまった。
自動車業界の雇用者数は、19年末現在より4%減の12万538人となっている。
2021年に関しては、生産台数が25%増、輸出は9%増と見込まれている。