8日、サンパウロ市でもドライブスルーでのコロナワクチン接種がスタートし、初日に90歳以上の市民2887人がドライブスルーを利用して接種を受けたことがわかった。もっとも人を集めたのは中央部のパカエンブー・スタジアムで1600人。以下、南東部ヴィラス・ボアス教会で397人、北部アニェンビ総合施設で386人、南部インテルラゴス・サーキットで321人、東部イタケロン・スタジアムで183人が接種した。市内では他の468の保健機関でも接種が可能で、5、6日(金、土曜日)の2日間で1万6千人が接種を受けた。一般の保健機関での8日の接種者数は発表されていないが、ワクチン実施状況への市民の認知度は高いようだ。この調子で多くの人が接種してほしいところ。
◎
7日午後、サンパウロ市南西部カンポ・リンポの自宅前に腰を掛けていた19歳の学生マラ・オリヴェイラ・デ・リマさんが、銃弾を胸に受けて死亡する事件が発生した。撃ったのは24歳の軍警だった。同軍警は武装した犯罪者を追っていたといい、犯罪者に向けて3発撃った内の1発が、誤ってマラさんに当たってしまったという。軍警はすでに逮捕されており、業務過失致死で起訴される見込みだ。軍警の信頼のためにもなくすべき過失だ。
◎
10日、サッカーの全国選手権で5試合が行われる。4位まで転落したサンパウロは本拠地モルンビでのセアラー戦。巻き返しのためには格下相手の勝利が不可欠だ。コリンチャンスは本拠地イタケラでアトレチコ・パラナエンセと対戦。現在8位で次回のリベルタドーレス杯進出の可能性が出てきているだけに、何としても勝ちたいところだ。