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《リオ市》マリエレ市議殺害犯が陪審裁判に=3年経ても全容解明せぬまま

実行犯のレッサ被告とケイロス被告(左から、9日付G1サイトの記事の一部)

 リオ州地裁が9日、2018年3月14日に起きたマリエレ・フランコ市議と運転手のアンデルソン・ゴメス氏殺害事件の実行犯二人を、陪審裁判に回す事を確定した。
 陪審裁判行きが決まったのは、引退警官のロニエ・レッサ被告と元警官のエルシオ・デ・ケイロス被告だ。二人の陪審裁判行きは3月の第1審で決まっていたが、二人が控訴したため第2審となり、全員一致で陪審裁判行きと確定した。

 市警や検察は、防犯カメラの映像や二人の携帯電話を使った追跡調査などにより、ケイロス被告が運転する車がマリエレ氏らが乗る車を助手席側から追い越す際、レッサ被告が連射した小銃の弾が後部座席にいたマリエレ氏と運転席にいたゴメス氏に命中して即死、マリエレ氏の隣にいた秘書が負傷したとして、両被告を起訴した。
 実行犯の二人は事件からほぼ1年となる19年3月12日に逮捕されたが、殺害に使われた銃は回収されておらず、命令犯も特定できていない。(9日付G1サイト、同アジェンシア・ブラジルより)