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《サンパウロ市》市長が復職直後、肝臓に新たな異常=再び化学療法「立ち向かう」

 ブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市市長は17日、肝臓に新たな結節(隆起)が見つかり、再び癌の化学療法を受け始めた。17、18日付現地紙、サイトが報じている。
 コーヴァス市長は16日にサンパウロ市シリオ・リバネス病院に入院し、19年10月に見つかり、治療を続けてきた食道から胃に至る部分の癌治療の経過観察のための検査を受けた。同市長は癌発見後、化学療法と放射線療法、免疫療法を受けたが、癌が消滅せず、放射線療法を併用。1月18日の放射線療法後は休養のために10日間休職し、2月8日に復職した。

 17日の検査では、放射能治療により、胃の近くにあるリンパ節の癌の制御に成功したことが確認されたが、肝臓の結節が見つかった。生体検査は行っていないが、ただちに、免疫療法の停止と化学療法開始が決まった。
 病院側によると、結節発見はあったものの、市長の体調そのものは悪くなく、食事も通常通り行い、体重も回復しているという。
 コーヴァス市長は今回の結果に対し、「いつも通り、医師たちに信頼し、敢然と立ち向かうだけ」と語っている。
 化学治療は1回48時間で、2週間ずつ間隔をあけ、計4回の治療を行う。同市長は、化学療法を受けている間も病院で執務を行っている。