感染力がより強い新型コロナの変異株の存在と感染拡大が確認された事で、コロンビア保健省が14日、ブラジルのバスケット代表チームの入国を禁じた。
ブラジルのバスケット代表チームは同国で開催中の米州大会予選の最終戦二つに参加するため、同国に向かう予定だったが、同国保健省の決定を受けたコロンビア・バスケット連盟が15日にブラジル・バスケット連盟(CBB)に入国禁止を伝えた。試合予定日は21、22の両日で、対戦相手はパナマとパラグアイとなっていた。
ブラジル代表はB組で4勝しており、負けはなし。既に米州大会への出場権を獲得し、最終戦二つは若手選手の腕試しの場とする予定だった。
ブラジル代表チームの監督はクロアチア人のアレクサンダー・ペトリヴィッチ氏で、クロアチアから現地に直行したため、コロンビア・バスケット連盟がCBBに通達してきた時には既に、試合が開催されるカリ市に着いていたという。
コロンビア・バスケット連盟は同国保健省の意向に従い、パンデミックの現状や感染力の強い変異株の存在確認により、代表チームの入国を禁ずるとの公式文書を送付した。国際バスケット連盟の規定では、選手や監督などが全員、2度のPCR検査を行い、陰性である事を義務付けている。現在の規定は、アルゼンチンで昨年行われた予選に参加した時よりも厳しくなっている。(16日付アジェンシア・ブラジル、同G1サイトより)