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東西南北

 21日のサッカー全国選手権、今季の天王山となったフラメンゴ対インテルナシオナル戦はフラメンゴが2―1で逆転勝利。インテルの優勝を阻止しただけでなく、順位も逆転して首位に立った。残るは25日に行われる最終戦のみ。この試合でフラメンゴが対戦相手のサンパウロに勝てば優勝する。サンパウロの伝説的ゴールキーパーであるロジェリオ・セニが監督をするフラメンゴが、最終戦でサンパウロと戦って優勝を決めるかもしれないという一戦になる。フラメンゴが引き分けもしくは負け、インテルがコリンチャンス戦で勝利した場合は、インテルの優勝となる。優勝のためにはインテルはもちろん勝たねばならないが、フラメンゴも取りこぼせば逆転されるという、最後までヒヤヒヤの展開。栄冠はどちらに輝くか。なお、同じ21日にはサントスがリベルタドーレス杯最後の1枠を獲得。コリンチャンスの夢が潰えた。
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 このところ、ダニエル・シルヴェイラ下議の逮捕騒動が連日報道されているが、21日のリオ市では、100人ほどがシルヴェイラ氏の無実を訴える抗議行動を行った。参加者の中には、シルヴェイラ氏の名前を記したプレートを作ってきた人たちもいた。これは、2018年10月の選挙活動中、同年3月に射殺されたマリエレ・フランコ元リオ市議を顕彰して同氏の名前を冠した道路名のプレートを、シルヴェイラ氏が叩き割った行為にかけたものだ。誰かに叩き割られなかったか、気になるところ。
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 20日夜、サンパウロ市北部にあるバーが州の衛生監視官と軍警の取り締まりにあい、営業停止処分を受けた。このバーは許容人数以上の客を入れた上、客にマスク着用を求めなかったりしたとして、昨年末から既に3回、警告を受けていた。営業停止期間は90日間。3カ月も営業を止められるくらいなら、規定を守った方がいいのでは。もしかして、営業停止処分も守らなかったりして・・・。