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援協役員会=リ医療センターでプラザッキ終了=友好病院院長に岡本セルジオ氏=日本のTVドラマに施設登場

挨拶をする税田会長

挨拶をする税田会長

 サンパウロ日伯援護協会(税田パウロ清七会長)は2月25日(木)サンパウロ市の本部ビルで2月定例役員会を対面とオンライン会議システムを混合した形で開催した。各施設報告ではリベルダーデ診療所の近澤エドアルド寛所長から「サンタクルス病院が提供していたプラザッキ保険がプレベント・セニョールへ移行するにあたり、リベルダーデ医療センターでの利用は2月で終了する」と報告した。

 本紙1月27日付け「HSC=プラザッキからプレベントに=契約移転後も条件変わらず」で報じた通り、移転以前の保険料と加入日が引き継がれ、サンタクルス病院内の受診とプレベント・セニョールのネットワーク及び認定機関での利用は可能だ。だが、リベルダーデ医療センターでは3月から利用できなくなった。
 挨拶で税田会長は参加した理事や役員等に感謝を述べた後、「ワクチンを摂取した人がまだまだ少ない。100%のワクチン接種が必要」と強く訴えた。
 サンミゲル・アルカンジョ病院の現状を森エリオ運営委員長が報告。現在新型コロナウイルスの再拡大により、州政府と連携し助成金を得て同院病棟のうち15床を90日間提供している。
 同市周辺のイタペチニンガやソロカバなどの病院で手術をした患者を同院へ転院させ、術後回復ケアを行うUCP病棟なども正式認可を受けるため仮稼動を開始している。
 日伯友好病院では天内ワルテル院長が2月5日で勇退し、新たに岡本セルジオ氏が院長に就任した。一般入院患者による満床状態が続いており、必要に応じて入院患者を他院への転院行うと報告した。
 サンパウロ日伯援護協会と日伯福祉援護協会の定期評議会及び定期総会の日程について話し合われ、4月29日で承認され、両会の評議会・総会が行われる事となった。20日前頃に告知される予定。
 現在日本のフジテレビ系テレビ局で放送されているドラマ「その女ジルバ」について園田副会長がとりあげ、最終回第10話に老人福祉施設イペランジアホームが登場予定だと報告した。援協は同ドラマ監修の1団体としても参加している。
 会計報告では日伯友好病院を除いた146万879レの赤字を発表している。