『ぶらじる川柳』2021年2月号(228号)が発刊された。「巻頭言」(青井万賀)。「年頭句」では新年の空気を感じさせる句や丑年の「牛」を扱う句が並び、誌面を盛り立てる。
弾琴集(会員自選)では「アメリカの舌禍台風すごかった」(竹内良平)は大統領選挙を切り取った一句。「アスファルト裂け目の花の強さかな」(久保久子)、「歪む世を花は次々庭に咲き」(桜井しずえ)は停滞感が漂う時勢に爽やかな空気をもたらしてくれる作品。
このほかエッセイ『新年にのぞんで』(大城戸節子)、コント『モー吉くんとワンクン』(桜井しずえ)や詩に『えぐきたな』・『筬の音心に響く』(斉藤蒼山)、『道』(島田喜久枝)などの作品も掲載。