22日の全国財・サービス・観光商業連合(CNC)の発表によると、3月の商業経営者の信頼感指数(Icec)は2月比で1・5%下がり、4カ月連続の低下を記録した。
3月のIcecは103・6ポイントで、肯定的評価とされる100以上を維持したが、昨年同月比では19・3%低下した。前年同月割れは12カ月連続だ。
3月の信頼感指数低下は、新型コロナの感染再燃により、ロックダウンも含めた外出規制強化を行った自治体が多い事、緊急支援金の支給に関する動きが確定していない事の二つが原因だ。電商取引は増えているが、小売業界の主流は今も対面販売であるため、外出規制の強化は売上に影響を及ぼす。
CNCのジョゼ・ロベルト・タドロス会長は、「予防接種が早急に進む事が待ち望まれる」とした上で、「経済的、社会的なセーフガードも必要だ」と述べている。
3月のIcecの低下は、現在の経済の状況に関する信頼度が4・8%低下など、現状への信頼感を表す指標が4・1%低下した事が響いた。
今後数カ月間の見通しは0・4%、投資意欲も0・9%の低下に止まったが、会社への投資意欲は2・3%低下した。
昨年同月比では、現状に対する指標が32・3%、将来に対する見通しが13・5%、投資への意欲は14・4%低下した。(22日付アジェンシア・ブラジルより)