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《ブラジル》シルヴェイラ下議=市民威嚇行為により倫理委員会で審議=最高裁威嚇での逮捕に続き

 下院倫理委員会は22日、2月に最高裁の威嚇行為などで逮捕されたダニエル・シルヴェイラ下議に関し、彼が昨年行った一般市民に対する別の威嚇行為に関しての審議を行い、圧倒的多数で審議継続を決めた。22、23日付現地紙、サイトが報じている。
 2月の現行犯逮捕は、最高裁判事全員の交代を要求し、最高裁判事への暴力行為喚起や違憲行為である軍事政権時代の軍政令第5条(AI5)擁護などが原因だったが、今回の倫理委員会での審議はそれとは異なる件によるものだった。
 今回の件は、シルヴェイラ氏が昨年5月、リオ市コパカバーナで行われた反ファシズムデモに関し、ビデオを通じて「野党側のやつが銃で胸を撃たれるように応援するぞ」と発言した事件に関するものだ。

 22日の審議には、14日に自宅軟禁処分に切り替わった本人もビデオで参加。同氏は「暴力意図の不在」「思想の自由」「議員の免除特権」などを主張し、自身の無実を訴えた。
 だが、報告官をつとめたローザ・ネイデ下議の、「免除には市民や体制への暴力的な威嚇行為は含まれない」とする主張が認められ、委員投票11―2の大差で審議の継続が決まった。
 シルヴェイラ氏は平日で10営業日以内に自己弁護のための文書を作成し、提出しなければならない。証人喚問などの具体的な審議はその後にはじまる。