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東西南北

 連邦政府による緊急支援金支出がどのようなものになるかが大いに注目されているが、それより先にサンパウロ市が行う緊急支援金が25日から支給されはじめた。この支援金は100、もしくは200レアルが3、4、5月の計3回支払われるもの。100レアルの方は昨年の9月30日までにボルサ・ファミリアに登録している世帯、200レアルの方は障害者を対象としている。額としては決して大きなものではないかもしれないが、それでも130万人ほどの市民が恩恵を被ることになる。これだけコロナ禍が長引くと、それでなくとも生活が苦しかった人たちの不安も高まるもの。そういう人たちへの助けになってほしいところだ。
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 現在、「紫レベル」の実施でサッカーのサンパウロ州選手権は中止のはず、なのだが、23、24日は、お隣のリオ州ヴォルタ・レドンダに場所を移して試合が行われた。23日のコリンチャンス対ミラソルは1―0、24日のパルメイラス対サンベントは1―1だった。ブラジル・サッカー協会がサンパウロ州での厳格な規制を無視しようとしていたのを利用し、サンパウロ州サッカー協会が集中治療室10床分の機材を提供して、試合を行ったもの。「州外ならば大丈夫だろう」という、強引な解釈での試合続行も「サッカー王国」ならではの考え方なのだろうが、ジェイチーニョはここまでか。
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 これまでも報じられているように、サンパウロ市は26日から4月4日までの10日間、外出自粛強化のための連休に突入し、その間は本紙も休みとなる。この間は会社、学校、教会も閉まっているし、海岸部はロックダウンに入っているので、市民には家でのんびりしてほしいところ。銀行窓口もこの期間は閉鎖されるが、各種料金の支払い期限は延期されないので注意が必要だ。支払いの多い月末だけに、ネットバンキングやATMを使う必要がありそうだ。医療機関は通常の日程、時間で機能しているので、その分、ワクチンの接種が進むことを望みたいものだ。