兵庫県ブラジル事務所(永田展之所長)は4月1日、パラナ州政府の社会貢献局(SGAS)が司法・家庭・労働局等の事務局と連携して実施する貧困層支援プログラム「セスタ・ソリダリア・パラナ」へ、1トンの食料品と洗浄剤の寄付を行った。
寄付物資の引渡しは、州都クリチバにある同州庁舎パラシオ・イグアスで行われた。永田所長と同事務所職員の3人が、クリスチーナ・リコルディ社会貢献局長、民間防衛局エグゼクティブコーディネーターのアドリアーノ・デ・メロ中佐、国際関係の責任者ルドソン・ウェバー氏らに引き渡した。
永田所長は「この寄付が少しでも多くの方に届き、お役に立てることを願っています」と挨拶した。同事務所によるプロジェクトへの支援は、昨年に続き今回で2度目。今回支援物資の引渡しを行った3人に対して礼状が贈られた。
同州サイトの広報によると、プロジェクトは昨年2020年にコロナ禍による貧困層の経済や健康状態悪化を懸念し始まり、150トンに及ぶ食糧品の支援が集まった。
今年は3月23日から6日にかけて支援物資を募ったところ、個人をはじめ様々な団体や組織などから200トンが寄せられたという。