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文協文化祭りライブ週末に=伝統芸能から美食、アニメまで=幅広い層楽しめるライブ配信

23日ライブで出演の声優陣=ゾロ役のグラウコ・マルケス氏、ウソップ役のアドリアン・タチーニ氏、クロコダイル役フランシスコ・ジュニオール氏

23日ライブで出演の声優陣=ゾロ役のグラウコ・マルケス氏、ウソップ役のアドリアン・タチーニ氏、クロコダイル役フランシスコ・ジュニオール氏

 ブラジル日本文化福祉協会(文協、石川レナト会長)がオンラインシステムやソーシャルメディアを駆使する『第15回文化まつり』が22日(土)、23日(日)にライブ中継される。プログラム詳細が文協サイトで発表されている。日系社会にこだわらない幅広い視聴者が見込めそうなイベントになっている。


 ライブ中継は両日とも17時からユーチューブとフェイスブックで配信予定。両日にそれぞれ「ポップ・ワールド」「美食」「無音楽とダンス」の3つをテーマに多彩なゲストを招く。
 両日共に「ポップ・ワールド」をテーマにしたライブ中継で開始。22日には世界200カ国に配信する配信大手クランチロールでも人気を博すアニメ「呪術回戦」の主要キャラクターのポルトガル語版吹替えを担当した声優も登場する。
 23日にはポルトガル語版ワンピースのゾロ役グラウコ・マルケス氏、ウソップ役エイドリアン・タティー二氏、クロコダイル役のフランシスコ・ジュニオール氏が登場する。
 「美食」では22日に居酒屋松の大場ルシオ氏が出演。非営利文化プロジェクト「Além do Sushi」のルーカス・ヨコタ氏と共に日本とブラジルの居酒屋や、居酒屋定メニュー、日本産ビールや日本種などを語る。
 23日には「Hanami Confeitaria」のパティシエで仏、米、亜国の大学で美食学の学位を取得したセザール・ユキオ氏と共にインフルエンサー、ダニ・ポリス氏が出演。
 「音楽とダンス」の22日には文化イベントでおなじみの「よさこい」から高知県人会のよさこいチーム「RYO Kochi Yosakoi」「一心(ISHIN)よさこいソーラン」が出演。
 23日の締めくくりには三味線奏者の玉那覇ヴィニシウス・サダオさんと三線奏者の神谷ラファエル清市さんが音色を披露する。
 「家族全員で日本の文化を楽しめるイベントになると思います」と総合コーディネーターの加藤タカユキ氏は語る。「文化まつりへの期待は非常に高く、パンデミック悪化に伴い、状況にあわせ変更を加えました」と開催までの経緯を説明する。
 ライブの視聴は文協のユーチューブ(http://www.youtube.com/bunkyodigital)もしくはフェイスブック(http://www.facebook.com/festivalbunkamatsuri)で。祭り詳細は文化祭りサイト(https://bunkyo.org.br/bunkamatsuri/)でも確認できる。


大耳小耳 関連コラム
    ◎
 22日の「美食(Gastronomia)」では居酒屋松の大場ルシオ氏と「Além do Sushi」のルーカス・ヨコタ氏が出演。「Além do Sushi」は一見すると寿司屋かと思ってしまうが、ブログやSNSを通じてブラジル内の日本料理を紹介していく非営利文化プロジェクトだ。さらに、「味を超えて先祖とつながる」コンセプトのもと、ただ料理を紹介するだけでなく、料理に込められたストーリーや調理した人の経験なども紹介していくという。同団体サイト(https://www.alemdosushi.com.br/)からブログなどのコンテンツを見る事ができる。