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ブラジル日系文学66号発刊=小説、翻訳、随筆、俳句など

66号表紙

66号表紙

 ブラジル日系文学会(櫻井セリア会長)が『ブラジル日系文学』第66号(発行者=近藤アンドレ、編集者=宮川信之)を発刊した。
 今号で最終回となる大門千夏さん著『世界の中の日本人シリーズ⑤』。オーロラを見るため神戸港から大型客船で出発した筆者。掲載の『一〇三日の船旅・オーロラを見に行く(二)』で、ついにオーロラが見えるというアイスランド・レイキャビクに到着する。
 星野京子さん著の小説『ピンキー・フィンガーズ・リング(小指の指輪)』は前後編にわけて掲載。初夏。主人公の恵は浜辺を散歩中、青年が倒れているのを見つける。亡くなった息子に瓜二つの青年を見て過去がまざまざと蘇る。
 ブラジル文学翻訳作品『草原のコンサート』(アッシス・ブラジル著、翻訳サークルアイリス訳)、巻末ブラジル文学の『星をかぞえて』(保久原淳次ジョージ著、中田みちよ・古川恵子共訳)を掲載。
 今後も随筆・小説・詩・俳句などの掲載作品を募集して行く。今の所テーマはなく自由。作品の送付は宮川さんのメール(service.miyagawa@gmail.com)まで。
 このほか絵手紙作品を26人分掲載。日本語ページは右開きより96p頁、ポルトガル語は左開きから86頁となっている。欲しい人は日系書店に問い合わせを。編集部にも2冊在庫がある。価格は45レ。
 日本語文学に関する問合わせは(Margarida Sassaki電話=11・99432・8289、ポ語電話=11・99432・8289、メール=nikkeisecretaria@gmail.com)
 ブラジル日系文学会ホームページ(www.nikkeibungaku.org.br)