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《ブラジル》陽性66人でコパ・アメリカが感染イベントに?=セレソンはペルーに快勝

 ブラジルで現在開催中のコパ・アメリカで、選手、関係者のコロナウイルス感染が続いている。その最中にブラジル代表(セレソン)は、ペルーを相手に4―0で快勝し、2連勝を飾った。17、18日付現地紙、サイトが報じている。
 ブラジル保健省が17日付で発表したところによると、同大会に参加中の選手やスタッフで27人、イベント開催のために契約したホテルやスタジアムの従業員などから39人のコロナ感染が確認されている。
 とりわけ、ベネズエラ代表は選手13人の感染を記録しているが、その中にはマナウスの変異株に感染した選手も見られている。

 同日は、大会開催中の検査でコロナ感染が確認され、隔離中のボリビア代表のマルセロ・モレノが、自分のSNS投稿で行き過ぎた発言があったと謝罪する場面も見られた。モレノは感染確認後、「死人が出たらどうするんだ。南米サッカー協会(Conmebol)のせいだぞ」と発言して物議を醸し、16日に厳重注意を受けていた。
 こうした中、セレソンは17日、リオ市ニウトン・サントス・スタジアムでペルーと対戦した。
 試合は前半12分にアレックス・サンドロのゴールで幸先良くスタート。セレソンは後半にも3点を奪う猛攻を見せ、4―0で快勝し、グループ・リーグ2連勝となった。
 ペルーは、フォワードのクリスチアン・クエヴァが、リオ市に向けて出発する前にマスクなしでパーティを行ったことが発覚し、この日の試合から外されていた。
 セレソンの次戦は23日、対コロンビア戦となる。

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 感染者増加の中でのサッカーのコパ・アメリカが話題だが、それと並行して全国選手権も行われている。明日はヴィラ・ベルミロでサントス対サンパウロのクラシコ(伝統カード)が行われるほか、パルメイラスが本拠地でアメリカMG、コリンチャンスが敵地でバイアと対戦。全国選手権では感染者増加の報はあまり聞かないが、くれぐれも防疫対策は万全に。

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