21日から、ブラジルは暦の上で冬に入った。ただでさえ水不足の懸念がささやかれている最中、一年で最も雨が期待できない季節に入るわけだ。今出ている予測だと、今年の冬の降水量は過去の平均を下回る見込みだというから、なお苦しい。さらに、今年の冬は「乾燥している上に寒くなる」と報じられており、南東部では最高気温が冬の平均である22度を超えないであろうとの予測さえ出ている。「寒い夜は熱いシャワーを浴びて体を温める」ということが出来にくくなるのは、少々つらいところだ。乾燥すると気管支疾患などが増え、体調も崩しやすくなる。コロナ感染に気をつけるのはもちろんのこと、風邪をひかないようにもしたいところだ。
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サンパウロ市セントロのベラ・ヴィスタ地区の住民たちが、付近を通る7月9日大通りからの騒音に関し、市に問題を解決するよう訴訟を起こしている。彼らが問題にしているのは、同大通りにある路上の鉄製の溝が車が通る際に出す音だ。住民側は最大で1500万レアルの損害賠償を求めているという。たしかに、車が1台通っても「ガタン」という音がするのに、次々に車が通り、間断なく騒音が続くのだから、苦痛を感じるのは無理もないか。市の対応はいかに。
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今日23日、サッカーのコパ・アメリカでセレソンはコロンビアと対戦する。今大会は開催反対の国民が多かったこともあり盛り上がりにかける中、今日はグループBの首位と2位の対戦でもある。グループ・リーグは4位まで決勝トーナメントに進めるので慌てなくて良いが、負けなしのセレソンとしてはできれば全勝で進出したいところ。選手やスタッフ、会場職員といった同大会関係者のコロナ感染は拡大しているから、防疫対策もお忘れなく。