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《サンパウロ州》自粛規制緩和さらに遠のく=来月15日まで現状維持

 サンパウロ州政府は23日、記者会見を行い、コロナウイルスの感染状況悪化から、当初予定していた、バーやレストランの営業を22時までとするなどの外出自粛規制緩和を延期することを発表した。23日付現地サイトが報じている。
 ジョアン・ドリア知事によると、コロナによる感染者数、入院患者数、死者数の増加により、予定していた規制緩和ができなくなり、現行基準での規制を7月15日まで継続することにしたという。

 これにより本来「22時まで」に延長する意向でいた、バーやレストラン、スポーツジム、美容院、映画館などの営業は現行通り、21時までのままとなった。
 サンパウロ州では13日連続で感染者数が増加しており、死者も13日連続で500人を超えている。病床占有率でみれば、17地域中16が赤レベルだ。
 これで、規制緩和は3度連続で延期されることになった。ドリア知事は当初、6月1日から規制を緩和する意向だったが、それを15日までに延期。その後も9日に、30日まで延期と発表していた。