2月から4月の変動四半期の失業率が依然として過去最高レベルの14・7%にあることが明らかになった。6月30日付現地サイトが報じている。
これは地理統計院(IBGE)がこの日に発表した全国家庭サンプル調査(Pnad)の結果でわかったもの。2月から4月にかけての失業者は1480万人だった。
14・7%という数字は1~3月に記録したのと同じ数字だ。パンデミックに入り始めた、昨年同期の失業率は12・6%だった。
IBGEによると、このところの数字の高さは、従来からの失業者に加えて、連邦政府からの緊急支援金が昨年で途絶え、4月に再開されたものの、支給額が低い上にいつまで続くか確定していないことから、多くの人が仕事を探し始めたことで失業者の登録数が増えたことを反映しているという。
IBGEの調査主任のアドリアーナ・ベリングイ氏は、「労働市場はパンデミックの終焉が見えず、苦しんでいる」との見解を示している。