カンピーナス大学とサンパウロ連邦大学の研究者が行った調査により、期限切れのアストラゼネカ社製ワクチン(オックスフォードワクチン)約2万6千回分が、通常のワクチンと一緒に使われたいた事が判明したと2日付現地サイトが報じた。
ワクチン接種を受けた人達が受け取る接種証明書にはどのワクチンで製造番号はいくつといった情報が記されているが、既に使用されたオックスフォードワクチンの内、八つのロット番号のものは、使用期限を切れていたという。
研究者達は、期限切れのワクチンが使われたのは1532市で、最も多かったパラナ州マリンガ市では3536人が接種を受けたとしている。
だが、マリンガ市保健局は、期限切れのワクチンを使用するといった初歩的なミスは犯していないとの文書を出し、統一医療保健システム(SUS)で接種者情報を登録する際にロット番号を入れ間違えたと釈明した。
保健省は同省が配布した時点では全てが使用期限内だったとし、期限切れのワクチンの接種を受けた人は再接種が必要と説明している。
期限切れだったと指摘されたロット番号は、4120Z001、4120Z004、4120Z005、CTMAV501、CTMAV505、CTMAV506、CTMAV520、4120Z025で、1月22日~3月24日が使用期限となっていた。
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