サンパウロ市市役所が新型コロナのワクチン接種の日程を前倒ししているので、こまめな確認が必要だ。
5日付現地サイトが報じたのは、8日からの予定だった40歳への接種を7日に前倒しするという件と、8日に39歳への接種を行うという、2度の前倒し情報だ。
従来の日程表では、今週は5日が41歳、8日が40歳の接種開始日となっていた。だが5日朝の時点で、41歳への接種は5日と6日で、7日には40歳またはそれ以上の人を対象とすると報じられた。予定変更はそれだけに止まらず、5日夕刻には8日に39歳への接種を行う事が発表された。
8日までのワクチン接種は、市内468カ所の保健所(UBS)や82カ所の外来医療診療所(AMA)、ドライブスルー、保健センター、提携薬局などで行われる。
なお、9日と10日は39~41歳で指定日に接種を受けられなかった人と2度目の接種を受ける人が対象となる。ただし、9日は休日、10日は土曜日でUBSは開かないため、接種会場はAMAのみとなる。
サンパウロ市市役所によると、同市では5日までに成人人口の60%が少なくとも1回のワクチン接種を受けており、15日までには70%に達するという。ただし、38歳以下への接種日程は6日の時点では未発表だ。
39~40歳で5~10日に接種を受ける人は40万9千人の見込みだ。この数は当該年齢層の総数より少ないが、医療関係者や教育関係者、治安関係者、公共交通機関の職員などは優先接種の対象となっていたため、今週の接種対象者の人数から外されている。