住友ゴム工業株式会社(本社所在兵庫県神戸市)のブラジル支社「スミトモ・ラバー・ド・ブラジル社」(SRB)は、6月24日にパラナ州ファゼンダ・リオ・グランデ市議会から「名誉賞」を授与された。同賞は同市最高位の賞。
同社は地域経済や雇用をはじめ、環境や社会福祉などで長年に渡り市に貢献したことから、カイオ・サドコスキ市議が推薦し授与にいたった。
授賞式に参加したSRB社の脇谷社長は、「私たちがこれまで事業を続けることができたのは自身の力だけでなく、さまざまな方々の協力を得られたから。ブラジルに進出して10年。決して平坦な道のりではありませんでしたが、その歩みを振り返り、さまざまな環境変化の中でも変わらず支えていただいた関係者の皆様への感謝の念に堪えません。これからも、この地での事業を発展させ、地域社会と共に歩んで参ります」と謝辞を述べた。
兵庫県ブラジル事務所の永田展之所長は、「SRB社を温かく迎えて頂いたファゼンダ・リオ・グランデ市の皆様に対し、兵庫県を代表して心より感謝を申し上げます。住友ゴム工業は、日本ブラジル移民発祥の地神戸にある日伯協会へ、人材を送り日伯交流を支えるなど同社とブラジルとの絆は深い。引き続き、同社が地域社会との良好な関係を維持され、日伯・兵庫県とパラナ州の交流の懸け橋として益々ご活躍されるとともに、ファゼンダ・リオ・グランデ市の繁栄を祈念します」と祝辞を述べた。
その他、同市のマルコンデス副市長や西森ルイス連邦下院議員からも祝辞メッセージが届けられた。
住友ゴム工業株式会社は1909年創業。スミトモ・ラバー・ド・ブラジル社は2011年に設立。2013年にパラナ州ファゼンダ・リオ・グランデ市で操業開始。現在の従業員数は約1600人。乗用車・ライトトラック用タイヤとトラック・バス用タイヤを製造している。