10日以上続くしゃっくりと腹部の痛みを訴えたボルソナロ大統領は、14日に腸閉塞と診断され、ブラジリアからサンパウロ市のヴィラ・ノーヴァ・スター病院に転送された。ブラジリアの軍病院では胃にたまっていた水分を1リットルも抜いた上、「緊急手術も必要か」と騒がれ、国際的にも報道されたが、検査の結果、現時点では手術は不要とされ、投薬などで様子を見ている。この反応をめぐって、大統領支持者たちからは病状を強く心配する声が流れているが、このところ増加傾向にあった反大統領派の人たちやジャーナリストらは、ボルソナロ氏が2015年に当時のジウマ大統領に対して「心臓発作か癌で死ねばいい」と発言した、かつての非礼を指摘する声もあげられている。自身が病にかかって気づくこともあるだろう。
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昨日付でも報じた、元妻への度重なる暴力行為が問題となっていた人気歌手DJイヴィスが14日、セアラー州大フォルタレーザ大都市圏アキラスの自宅アパートで逮捕された。この逮捕後、彼の運転手が取材に答え、「以前、自分の眼の前で彼がパメラ夫人に暴力を振るったため、驚いて警察に通報したが、警察はとりあわなかった」と、これまでの警察の対処を暴露してさらに波紋を投げかけている。ヒットチャートを独占するほどの人気者の人生最大の危機か。
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14日のサッカーのリベルタドーレス杯の決勝トーナメント。パルメイラスは敵地チリでのウニベルシダ・カトリカ戦を1―0で勝利した。試合そのものは劣勢だったが、数少ない好機を活かしたラファエル・ヴェイガがPKを決め、逃げ切った。フラメンゴも、敵地アルゼンチンでのデフェンサ・イ・ジュスティシア戦を1―0で勝利している。