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群馬県大泉町=日本定住資料館が呼びかけ=「デカセギ当初の品々寄贈を」

館内の様子

館内の様子

 【群馬県発=國分雪月記者】ブラジリアンプラザ(群馬県邑楽郡大泉町)にある「日本定住資料館」が、デカセギ開始当初に日系ブラジル人が日本に持ち込んだ生活用品や、母国の家族との手紙などの展示資料提供を呼びかけている。
 資料館では日本移民の歴史、デカセギの歴史、在日ブラジル人の現状や大泉町の歴史についての説明を展示している。今回は当時の生活の様子がわかるように、ブラジルから日本に持ち込んだ生活用品や家族などと交わした手紙、パスポートなど日本への入国時に必要になった書類を展示したいとのことだ。
 資料館担当者の茂木晴美さんは、「必要がなくなったもので、個人情報が記載されているものはそのまま展示可能かどうか、また送った資料がいつ使用されたものかわかるように日付や名前を記載してほしい」と送付にあたっての注意点を語った。発送料も含め無償での提供が可能なものが望ましいとのことだ。
 送付先は「群馬県邑楽郡大泉町西小泉4―11―22 ブラジリアンプラザ1F」となる。問い合わせは日本定住資料館(電話=0276・61・2038、メール=plaza@avance-corp.com)まで。営業時間は平日午前8時半~午後5時半、日曜日午前10時~午後5時。