日本カントリークラブのマレットゴルフ部部長に吉田アキミツ・エジソンさん(75)が就任した。その就任式が7月25日(日)正午から、グァルーリョス市サドキン区の同マレットゴルフ部イベント会場で行われた。来賓の小原彰・元ブラジル陸軍少将はじめ、ブラジル・マレットゴルフ連盟会長ら約100人の同部員が出席、新部長就任を祝った。その後は、出席者全員で婦人会が作ったシュラスコに舌鼓を打った。
新部長の吉田さんは1946年、聖州ポンペイア市に生まれた日系3世で75歳。若いころは野球選手として活躍、約20年間野球を続けた。4年前にマレットゴルフを始めたという。
部長就任の抱負はブラジル人リーダーらしく「インテグラソン(統合、無差別)」と言い切る。インテグラソンは、人種の偏見を持たず、性差別をせず、文化の違いを互いに受け入れて、共に進もうというブラジルの国是でもある。部長就任に当たって、日本カントリークラブ役員から「インテグラソンを維持し、推進してくれ」と要請された。
野球と違って、マレットゴルフは静止した大きな球を打つ競技であり、年齢、男女を問わずみんなが楽しめるスポーツなので、インテグラソンを実現するのに適している。
同マレットゴルフ競技場は2002年に完成しており、芝生や施設の管理以外に特に維持すべきことはない。来年、マレットゴルフ部創立20周年記念式典を開く。
同部員は120人で、選手は約60人いる。同競技はゴルフのように複数種類、複数のクラブは要らず、1本のスティックと球1個があればよい。日本カントリークラブの会費が月に230レアル、マレットゴルフ部の会費が月30レアルと手ごろな値段で、手軽に始めることができる。
毎月、マレットゴルフ競技大会が開かれているのは日本カントリークラブだけで、来年からはブラジル・マレットゴルフ連盟主催の競技大会も開かれる。
日本カントリークラブ・マレットゴルフ部の役員(2021~2024年)は次の通り。
【相談役会会長】アウヴァロ・イデオ・ヤマカワ【副会長】オスカル・トミオ・サト【理事会会長】吉田アキミツ・エジソン【副会長】アントニオ・イサム・フタミ、エミリア・ワタナベ、ルベンス・ショウジ・ナカノ、アルツル・ケン・ヒグチ【書記理事】イザウラ・カズエ・ハヤシ・アリモリ、スエオ・カリヤ、マリア・ルシア・ナカノ、ロウデス・ヤスコ・シガキ・ヒグチ【会計理事】アントニオ・イサム・フタミ、アレサンドラ・アケミ・マツモト【技術委員】コウチ・ワカバヤシ、マリオ・カズト・ナカノ、ロベルト・イシイ、ロベルト・イト、イザウラ・K・ハヤシ・アリモリ【競技場運営委員】ヨシノブ・ヤマカワ、吉田アキミツ・エジソン、タカオ・ヤマカワ、ヨシアキ・ホリ、パウロ・ユキオ・カミムラ【競技進行委員】アントニオ・イサム・フタミ、エミリア・ワタナベ、ルベンス・ジョウジ・ナカノ、エメルソン・タナカ、ソニア・ハルコ・フルカワ・エ・シルバ