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《ブラジル》小型機から1・3トンのコカイン=ベルギー行きのトルコ籍機で

コカインが積み込まれていた24個のトランクと差し押さえられたトルコ籍の小型機(PF/Divulgacao)

 連邦警察が4日、セアラー州フォルタレーザ市の空港で、大量のコカインを搭載した小型機を差し押さえ、スペイン人の乗客とトルコ人機長の2人を逮捕したと同日付G1サイトなどが報じた。
 麻薬搭載で差し押さえられたのは、サンパウロ州リベイロン・プレット市からスペイン経由でベルギーのブリュッセルに向かう予定だったトルコ籍の小型機だ。
 警官の姿を見て慌てて機内に入り、扉まで閉めていた事に疑問を感じた連警は、扉を開けさせて機内に入り、乗客に職務質問を行った。スペイン人の乗客は最初、仕事でブラジルに来たと語っていたが、その後、観光でサンパウロ州グアルーリョス市を訪れたと言い始めた。
 連警は、小型機が欧州を発った時からその行程を追跡していたが、警官を見た時の乗客の反応やその言葉から、機内にあったトランクの中身を確認する事を決めた。

 連警は最初、トランクの一つを開け、荷物の包装を裂いて中身を確認。中身がコカインである事を確認した連警は、残りのトランクも開くように命じた。
 連警は機長にも、「これが何を意味するかわかるか?」と訊いたが、機長は「何が入っているかは知らない」と答えた。
 連警が調べたところ、スペイン人の乗客のものとされたトランクは24個で、各トランクには厳重に梱包された板状のコカインが50枚ずつ入っていた。トランクから見つかった板状のコカインは計1200枚で、その総量は1304キロに及んだという。
 連警はトランクや携帯電話、種々の書類を押収した上で、スペイン人の乗客と機長を逮捕。他の乗務員3人も連行され、事情聴取を受けた。