サンパウロ市では来年にかけてCPTM9号線に新駅誕生の予定であることが伝えられている。それに加え、地下鉄6号線の工事も本格化している。これは北部ブラジランジアから中央部サンジョアキンまでを結ぶもの、本来は「2013年に完成」と言われていた。遅れに遅れて2015年に着工したものの、翌年中断。昨年10月に工事が再開された。今回の工事再開は本気のようで、17日には通称「タトゥゾン」とも呼ばれる巨大なトンネル掘削機の組み立て作業がはじまり、掘削機の先頭部につけ、130トンに及ぶ回転刃を地下におろす様子が報じられた。掘削がはじまるのは12月で、全長15・3キロ、15駅の6号線の完成予定は2025年。これまでの経緯から遅れる気はするが、楽しみに待ちたいところ。
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16日午後、サンパウロ市北部ヴィラ・マリアで元妻(42)の家に侵入し、人質に取った男性が、妻を殺害後、通報を受けて駆けつけた軍警7人と銃撃戦を行い、負傷して病院に運ばれる事件が起きた。容疑者は妻を殺害後、彼女の母に写真を送っていた。容疑者は最初、投降すると見せかけた後、軍警らに発砲し、銃撃戦となった。軍警は36発を発射し、3発が容疑者に当たり、手術を受けたが容体は安定しているという。軍警も3人が負傷したが、いずれも軽傷だった。警察は、男性がどうやって元妻の家に侵入したのかや殺害の理由について捜査するという。
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17日のサッカーのリベルタドーレス杯。パルメイラス対サンパウロの一戦は、本拠地アリアンツ・パルケで本領を発揮したパルメイラスが3―0で圧勝。カタールのリーグへのレンタルから1年ぶりに戻ってきたエース、ドゥドゥの活躍が光った。これで、2試合のスコアを4―1としたパルメイラスが準決勝に進出。2連覇に向け、前進した。