22日に起こった大サンパウロ都市圏フランコ・ダ・ロシャのジュケリー州立公園での火災後、灰流入などの影響により近隣にあるサンパウロ市でも大気の質が悪化した。環境浄化技術公社(Cetesb)によれば、23日のサンパウロ市内の大気の質の悪さは1999年以来、22年ぶりのワースト級のものだったという。これに加え、今週は連日30度を超える真夏日で、空気も乾燥したため、健康上の被害などにも拍車がかかってしまった。幸い、今日27日からは寒冷前線の到来で雨と湿度が戻ってくる。34度まで上がっていた最高気温は18度まで下がる見込みだが、空気の浄化はもちろんのこと、乾季により水位が下がってきていたカンタレイラをはじめとした水系にとって恵みの雨になってほしいところ。
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25日、午前6時ごろ、サンベルナルド・ド・カンポ市内のアンシエッタ高速道36キロ地点(海岸方面行き)でトラック2台が衝突して、共に横転する事故が発生した。この事故では運転手のひとりが死亡している。トラックのひとつは6万1千リットルものエタノールを運んでいたため、二次災害が心配されたが、幸いなことに、エタノール漏洩は起きたが炎上も水系汚染も起こらなかった。この事故の30分前には同道23キロ地点から市内に入るループで、23人を乗せたバスが車線に割り込んできたトラックと接触して横転。8人が負傷した。
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25日のサッカーのブラジル杯準々決勝。サントスは敵地でのアトレチコ・パラナエンセに0―1で敗戦。サンパウロは本拠地モルンビでの対フォルタレーザ戦で2―0とリードしていたが、キーパーのヴォルピのミスなどでリードを守りきれず、試合終了間際に追いつかれ、2―2と痛恨の引き分け。第2試合はサントスが14日、サンパウロが15日に行われる。