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東西南北

 8月26日にサンパウロ市コンゴーニャス空港で逮捕されたリオ・グランデ・ド・スル州の市長が持っていた出所不明の現金50万5千レアルが、連邦警察の捜査の結果、7日の独立記念日の反最高裁デモのために提供された資金であった疑いが持たれている。逮捕されたのは、人口1万2千人のセーロ・グランデ・ド・スル市の市長で、かねてから熱心なボルソナロ大統領支持者として知られていたジウマール・ジョアン・アルバ氏だ。同氏は最初、「金額は知らない」といったのに、「140万レアル」と言いなおしたが、実際の金額は異なっていた。この件は上院のコロナ禍議会調査委員会(CPI)でも議題とされ、最高裁のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事に捜査要請が提出された。三権の協調を無視したデモ協力も問題だが、出所がわからない大金を小市の市長が持ち歩いていたのも気にかかる。公金か否かさえ不明だが、市民としてはもっと他のことに金を使って欲しかったのでは。
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 映画『フランシスコの2人の息子』で描かれ、庶民にもおなじみのセルタネージャ界の大物ドゥプロ、ゼゼ・ジ・カマルゴ&ルシアーノが4日、サンパウロ市西部のバラ・フンダ駅前のエスパッソ・ダス・アメリカスでコンサートを行う。今回は1560人限定で、コロナワクチンの接種証明ができる人のみが入場できる。いわば、サンパウロ市のワクチン・キャンペーンを兼ねたものとなる。市としては、これを皮切りに興行を再開させたいところ。うまくいってほしいところだ。
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 サッカーのW杯南米予選が続いているが、イングランド・プレミア・リーグ所属選手の招集禁止に続き、ロシアのクラブ、ゼニトもマウコンとクラウジーニョの招集取消願を出した。これでブラジル代表(セレソン)はさらに2人の選手を失うことに。こういう時に限って、通常2試合の南米予選が3試合あるのはつらいところだが、乗り切って欲しい。