先週、サンパウロ市ではアストラゼネカ・ワクチンが在庫切れとなり、2回目の接種を受ける予定だった人が受けられなくなる事態が起きた。週末時点でアストラゼネカのワクチンが在庫切れとなったのは5州に及ぶから、事態は深刻だ。少なくともサンパウロ市では11日、13日からはアストラゼネカで2回目を受ける予定だった人にファイザー社製のワクチンで2回目の接種を行うことを認めた。この二つのワクチンを1回目と2回目に混ぜて打つ事に関しては、治験も行われて好結果が出ており、ドイツやカナダなどではむしろ奨励されている。なので、その点は心配なさそうなのだが、問題は、週末時点でサンパウロ市のファイザー・ワクチンの在庫が16万5千万回分であること。今週と来週でファイザーの接種が必要な人は34万人いると推測されているが、混乱は起きないだろうか。一刻も早く、アストラゼネカのワクチン供給が正常化することを望みたいところだ。
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市警が現在、サンパウロ市セントロのブラス区で露天商の割り当てを裏で仕切っている集団があると見て捜査に乗り出している。同地区は露天商の多さで知られ、2019年頃から、公共の場所での露天の割り当てやショバ代の取立てに非番の軍警が関与しているとの通報が3度あったという。軍警も捜査に乗り出しているが、警官も加わっているといえば、ミリシア関与の疑いはなお強まる。ミリシアといえば、ボルソナロ大統領一家との関連も噂され続けているリオ西部のものが有名だが、大都市ではどこでも暗躍しているようだ。
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サッカーでは先週、W杯南米予選のブラジル対アルゼンチン戦が急きょ中止になるハプニングが発生したが、今週はブラジル杯の準々決勝第2試合がある。今日はサントスが本拠地でアトレチコ・パラナエンセを迎えて試合を行う。サントスは8月の敵地での第1戦を0―1で失った後だけに、元コリンチャンスの名将カリレ新監督と共に逆転を狙いたい。