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JICA横浜=細川多美子講演3回目=「世界最大の日系社会の実像」

最終回テーマは「ブラジルに残る日本人と日系人の痕跡」

最終回テーマは「ブラジルに残る日本人と日系人の痕跡」

 JICA横浜の海外移住資料館は9月25日(土)10時から11時間(日本時間)にかけて、連続講演「世界最大の日系人コミュニティの実像~440ヵ所のリアルボイス~」の3回目を開催する。
 最終回となる今回は「ブラジルに残る日本人と日系人の痕跡」がテーマ。多様な文化を擁するブラジルの中で「あたりまえ」に存在するものの中にも日本人や日系人が残してきた痕跡があるという。
 同講演ではサンパウロ人文科学研究所のプロジェクトリーダーとして調査を行った細川多美子氏に加え、坂口律子研究所理事、スエリー・ユリ・ウツノミヤ本調査調査員の2人もゲストに迎え、全伯を調査した中で見える形、見えないが感じられる「痕跡」を具体的に紹介していく。
 参加希望者は同講演ページ(https://www.jica.go.jp/yokohama/event/2021/210925-1.html)にある関連リンク「お申し込みはこちらから」をクリックし、リンク先の応募フォームページに必要事項を記入すること。
 開催日の1営業日前に当日使用するズームのリンクが送られる。

 

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    ◎
 8月27日に開催された第2回講演「4千キロを貫く日系魂」では伯国4千キロを縦断して点在する日系社会で開催される「日本祭り」や盆踊り、運動会などの日系行事を取り上げた。中でも「ヤキソバ」は現地日系団体の収入源のひとつになっている。聴講者からもヤキソバについて「いわゆる日本のソースヤキソバとは違うがどのようにレシピが広がったのか」という質問には、「製麺会社の人が日系団体にレシピと共に営業していた」と細川理事は推測している。レシピは各地の文協婦人会などで独自開発したものが多く、「うちはコレを入れる」という隠し味が存在するという。