21日に国連総会で演説を行うボルソナロ大統領。総会はニューヨーク市にある国連本部ビルで行われるため、ボルソナロ氏はワクチンを打たないまま参加するであろうことが予想され、注目されている。ニューヨーク市は総会への参加者には接種を義務付け、入場時に接種証明を提示することなどを求めているが、国連側は全員に強要することはできないと頭を悩ませている。ブラジルからの訪問団はほぼ全員が接種を済ませている見込みだが、ボルソナロ大統領は未接種のため、現地での行動にはかなりの制限が加えられそうだ。また、ボルソナロ氏は17日、ミナス・ジェライス州でのイベントで国連総会のことを尋ねられ、「あの場では真実のブラジルの姿を示す」と語った。このところフェイクニュースを取り締まる最高裁のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事と対立し、和解をしたものの、15日には「フェイクニュースは生活の一部」と言い切った大統領。果たして何を話すのか。
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サンパウロ州リオ・グランデ・ダ・セーラで15日、クラウジーニョ・マノエル・メロ(通称クラウジーニョ・ダ・ジェラデイラ)市長(民主社会党・PSDB)が市議会により停職処分を受けたが、16日にサンパウロ州地裁の判断によって復職した。同市長は、市のコロナワクチン接種計画の順番を狂わせ、割り込み接種を受けたことや、委託職員の指名の遅れなどで責任法に問われて停職となった。だが、サンパウロ州地裁からこれらの件は「責任法の適応外」と判断され、職務停止を解かれた。誰もが受けたがるワクチンゆえ、市議の問題意識も強くなるか。
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週末のサッカーの全国選手権。2位パルメイラスは今日、敵地でシャペコエンセと対戦。ここ5戦で1勝4敗と調子の出ないパルメイラスだが、最下位のシャペコを叩いて調子を取り戻したいところ。一方、ここ5戦で3勝2分と調子を上げて6位まで上がってきたコリンチャンスは明日、本拠地イタケーラで、17位のアメリカMGと対戦する。