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《サンパウロ州》洗車したら罰金!=水危機で十数市が給水制限強化

貯水量が極端に減り、ひび割れも起きているヴィニェド市の貯水池(17日フォーリャ紙の記事の一部)

 サンパウロ州内陸部のフランカ市が18日から、輪番制の給水制限を強化したと同州の水道公社(Sabesp)が発表したと18日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。
 フランカ市では9月のはじめから、市内全域を四つに分け、輪番制の給水制限を開始。3日給水後、1日断水が繰り返されていた。
 だが18日からは、市内を三つに分け、2日給水、1日断水に切り替える。断水後の給水再開は午後11時から時間をかけて行われる予定だ。

 サンパウロ州の水資源は水危機が騒がれた2014年や、大規模停電なども起きた2001年よりも深刻な状態で、自宅で車を洗ったり、歩道を洗ったりして水を無駄遣いすると罰金を科すという市が、イツー、オウリーニョス、ヴィニェド、バリーニョスなど、少なくとも十数市出ている。
 罰金額は最後に支払った水道料の半額というところから1千レアルを超えるところまで様々だ。これからは暑くなるので水の使用量が増える事は必至という意識は共通だ。少しでも水の供給確保を続けるために節水をと呼びかける声は、一刻一刻と低下していく貯水池の水位と反比例するように高まっている。

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