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東西南北

 14日のサッカーのW杯南米予選。アマゾナス州マナウスで行われた対ウルグアイ戦はブラジル代表(セレソン)が4―1で快勝した。この日のセレソンはネイマールの先制ゴールで勢いづいた後、セレソン初先発となった絶好調のラフィーニャが2得点を記録。最後はネイマールの義弟ガビゴルがダメ押しの4点目を決めた。これでセレソンは10勝1分で勝ち点31。11月に行われる次の2戦で勝ち点4以上を記録すると、他の国の勝敗に関係なく、W杯出場一番乗りとなる。急がずとも、残り7試合で勝ち点4を取ればいいだけだから、気分的にはかなり楽なのは間違いないが、ブラジルのファンは常に勝ちを求めている。早く決めてホッとしたいところだろう。
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 サンパウロ州の学校では18日から、(物理的に無理な学校以外は)100%の対面授業に戻ることが決まっている。これに関し、生徒の親や教育現場からは不安を語る声も聞こえてきているが、サンパウロ市の市立校では、他の市よりも1週間早く、25日から机の間隔に1メートルの距離を置く義務を外す予定でいる。ただし、この間もマスク着用は義務とされる。規制緩和、とりわけワクチンを打っていない子供が対象だと不安も大きいが、ワクチン進展による状況の好転を信じたいところだ。なお、サンパウロ市の市立校の場合、授業に参加させると親が確約した生徒は遠隔授業での参加継続が認められる。また、サンパウロ市では15日から劇場や映画館の入場制限が外された。
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 14日、大サンパウロ都市圏で激しい夕立があり、サンパウロ市北部やグアルーリョスなどで少なくとも47本の倒木被害の通報があった。またサンパウロ市北部や東部では家屋倒壊や土砂崩れ、停電も起きたようだ。大サンパウロ都市圏では例年、10月頃からこうした夕立が多発するが、こうした雨は被害の割に降水量は多くない。また、局所的なために水系の水位上昇にはつながりにくい。一時的な冠水などを起こす激しい雨よりも、雨脚は強くなくても長く降る雨が欲しいが。