トラック運転手の組合が、燃料調整に関するペトロブラスの方針(政策)に抗議するため、11月1日に予定しているストを決行する意向を表明している。29日付現地紙、サイトが報じている。
トラック運転手の組合は今月中旬ごろから11月1日のスト敢行を示唆し、閣僚や連邦議員たちとも交渉を進めている。
だが27日、タルシジオ・デ・フレイタス・インフラ相は、「自分たちの主張を通すために全国的なストを行うことは問題の解決にならない」と批判した上、トラックの運転手は企業に属して働くべきで、燃料費の値上がり分は運賃に加算せよと語った。
この発言に対し、全国ロジスティック輸送業者連合(CNTTL)のカルロス・アルベルト・リティ・ダメル理事は、「自営業者をなくそうとしている」「調停役の大臣がこの姿勢では」と憤りを表明。対立を深めている。
トラック業界の組合の代表たちは28日にも、下院でビデオ会議を行い、燃料価格高騰を防ぐためのペトロブラスの価格調整政策の停止や、最低運賃制定の公約実現を要請すると共に、勤務年数が25年を過ぎた時点での定年制度適用などの要求を提示した。
トラック運転手たちは現在も、1日のスト敢行の姿勢を保っている。