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《ブラジル》連邦道路警察=国道での事故の死傷者減少=麻薬押収減るが武器は増加

取り締まり中の連邦道路警察官(Policia Rodoviaria Federal)

 連邦道路警察が3日、10月29日から11月2日の連休中の国道での事故や死傷者は、昨年の連休中よりも減ったと発表したと同日付現地サイトが報じた。
 今年の国道での事故は928件で、1077件だった昨年より14%少ない。死傷者が出たりする重大な事故は266件で、300件だった昨年を11%下回った。
 負傷者は1084人で、昨年の1292人を16%下回ったが、死者は96人で、101人だった昨年比で5%減に止まった。
 検問などの対象となった車両は昨年より12%多い18万4千台で、4万100件の違反切符が切られた。5100件は危険な追い越し、シートベルトの着用義務違反が3900件(2400件は運転手、1500件はその他の人)、飲酒運転や酒おび運転が839件あった。

 また、呼気中のアルコール量を測る検査を受けた1万4千人中、114人が飲酒運転で現行犯逮捕された。
 連邦道路警察はその他の犯罪行為の取り締まりも行っており、2700キロの大麻(昨年比で20%減)と488キロのコカイン(同68%減)を押収した。
 麻薬の押収量は昨年同期を下回ったが、武器の押収量は増えており、銃器そのものは25丁が44丁にと76%増えた。また、弾薬は438発が5600発と、1218%も増えた。
 この連休中に麻薬や武器の不法所持によって逮捕されたのは663人で、602人だった昨年を10%上回った。
 また、ナンバープレートを取り替えたりして利用されていた盗難車両は136台回収された。こちらも、127台だった昨年を7%上回った。