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《ブラジル》大物サンバ歌手ジョルジ・アラゴンが再入院=カテーテル治療後に体調崩して

ジョルジ・アラゴン(Olimor, via Wikimedia Commons)

 サンバやMPB、パゴッジ界の大御所シンガーソングライター、ジョルジ・アラゴン(72)が体調不良でサンパウロ市内の病院に入院したと10日付現地サイトなどが報じている。アラゴンは4月にカテーテル治療(冠動脈形成術)を受けたばかりだった。
 アラゴンは9日からサンパウロ市のベネフィセンシア・ポルトゥゲーザ病院に入院している。彼のマネージャーは「検査を受けて経過は良好だ」とのコメントと共に、「彼はファンに深く感謝しており、健康状態に関しても随時伝えていくことを約束している」と語っている。
 アラゴンは心臓疾患で入退院を繰り返しており、今年の4月もリオ市コパカバーナのサンルカス病院でカテーテル治療を受けている。

 この治療は、バルーンカテーテルで狭くなった冠動脈を拡げた後、拡張可能なメッシュ状の金属の筒(ステント)を留置するもの。アラゴンは少なくとも22回、同様の措置を受けている。
 4月の治療後は順調に回復していたが、今回は再び体調を崩したため、医師の要請で入院。いくつもの検査を受けているという。
 アラゴンは2020年10月にもコロナウイルスに感染し、同月13日にリオ市バラ・ダ・チジュッカにあるウニメド病院の集中治療室に入院。20日に一般病室に移ったが、27日に退院するまで、2週間の入院を余儀なくされた。ただし、この時感染したコロナウイルスは、現在流行中の新型コロナではないという。

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