ボルソナロ大統領が16日、中東バーレーン王国の首都マナーマ市にブラジル大使館を開設したと同日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。
ブラジルとバーレーン王国は1971年から国交を持っているが、ブラジルの大統領が同国を訪問したのはこれが初めてだ。また、同国には大使館がなかったため、これまでは常に、クウェートの大使館を介してやり取りを行っていた。
バーレーン王国はブラジルにとり、中東諸国で4番目の貿易相手国だ。マナーマの大使館はボルソナロ政権で初めて開設された公館で、ブラジル外務省は、大使館開設によって両国関係はより強化されると考えている。
ボルソナロ大統領は大使館開設式で、「ブラジルとバーレーン王国との間には事業拡大の大きな余地がある」とし、「大使館開設は両国がより緊密な関係を築いていくための重要なステップで、この日を迎えられた事に満足している」と述べた。
ボルソナロ大統領はこの日、同国のハマド・ビン・イーサ・アール・ハリーファ国王とも会見。王宮での昼食会に招かれて、政治、文化、スポーツの各分野での協力に関する合意書に署名した。