18日、中南米音楽の最大の祭典「ラテン・グラミー賞」の授賞式が米ネバダ州ラスベガスで行われ、5日に飛行機事故で亡くなったマリリア・メンドンサの追悼コーナーが設けられた。ステージでは5分間ほど、彼女のブラジル音楽界における功績を物語る映像が映し出され、ブラジルを代表してマリリアと近い世代でもあるアニッタが追悼スピーチを行った。同賞は通常、メキシコやプエルトリコなど米国に近いスペイン語圏が強く、今年もブラジル勢による歌の披露の場などは設けられなかったが、カエターノ・ヴェローゾが息子のトムと歌った「タルヴェス」(Talvez)で同賞の最大賞のひとつ「最優秀レコード賞」を受賞。ブラジル勢の存在感を示すこととなった。
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11月の頭に降って以来、すっかり雨が降らなくなっていた大サンパウロ都市圏。だが、18日は久々にまとまった雨が降り、たった1日で、カンタレイラ水系では30・4ミリ、グアラピランガ水系に至っては75・2ミリもの降水量を記録した。雨は19日も引き続いており、その分の降水量アップも期待できるが、予報だと、この雨が上がるとまたしばらく雨が降らず、次の雨は25日頃になるとか。一気にまとめてより、連続的に適度な強さで降ってほしいところだ。
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週末のサッカーの全国選手権。シーズンも終盤となり、そろそろ優勝争いが気になるが、首位アトレチコ・ミネイロ(ガロ)は、今日20日に本拠地でジュヴェントゥーデと対戦。2位フラメンゴも、同じく20日に敵地で対インテルナシオナル戦を行う。ガロとフラメンゴはともに残り6試合で、勝ち点差は8。差は決して小さくないが、逆転は起こるか。