「アメリカに次いで世界2位」――といえば、猛威を奮う新型コロナウイルスの死者が米国に次ぐことを報じるニュースを思い出してしまうかも。とはいえ、そうネガティブではない「アメリカに次ぐ2位」もある。
それは「映画やドラマの動画配信サービス利用者数」だ。これは動画配信サービスサイトを横断して検索できるサイト『Just Watch』のデータ等参考にブラジル内クーポンサイト『cupomvalido.com.br(http://cupomvalido.com.br/)』が行った調査により判明したもの。
ブラジルは人口の多さに加えて、ネットフリックスの月額料金も195カ国中3番目の安さを誇っており、利用者が多いのも頷ける。ちなみに世界最安は亜国、2位はトルコ。景気が悪い国ばかり…。
聖市東洋街には日本の映画やドラマ、アニメを多く扱うピラッタ(海賊版)DVD販売店が今でもある。ブラジルでは日本のアニメや漫画コンテンツで正規サービスによって見られない作品は、まだ海賊版や違法視聴に流れてしまうからだ。
海賊版は業界にとって良くないはず。コロナ禍の中でもインターネットを介したサービスは成長した。日本作品の海外への積極的な配信を、もっともっと前向きに考えてほしいところ。(天)