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県連代表者会議=イベント再起感染対策シンポ4日=安全開催するために外務省が支援

代表者会議の様子

代表者会議の様子

 ブラジル日本都道府県人会連合会(市川利雄会長)の「11月度代表者会議」が先月25日、オンラインアプリ「ZOOM」で行なわれ、各県人会代表者や役員が45人参加、ポルトガル語を中心に開催された。
 会議では、4日に控えている県連主催オンラインセミナー「イベント再起&コロナ予防管理オンラインシンポジウム」と来年行われる「第23回日本祭り2022年―夢を現実に―」を中心に議論が行われた。
 この「イベント再起&コロナ予防管理オンラインシンポジウム」は、ブラジル時間12月4日16時から18時30分まで開催。ユーチューブの日本祭りチャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCiE0sZc9NP11Ll4MHQmZ2Dg)で視聴可能。ポルトガル語のみ。

県連の市川会長(中央)と、シンポジウムの担当者達

県連の市川会長(中央)と、シンポジウムの担当者達

 同シンポジウムは、日本国外務省が海外在留邦人・現地日系人コミュニティへの感染拡大防止やビジネス環境作りを目的に実施している「海外在留邦人・日系人の生活・ビジネス基盤強化事業」に同団体が申し込み実現したプロジェクトだ。
 このイベントでは、昨年から継続するコロナ禍でどのようにイベントを再開し、コロナの感染予防管理をすればよいかを県連だけでなく各職種や業種の専門家を呼び講演する。
 例えば、先日行われたF1グランプリで感染対策を行った担当者の話や、本年マリリアで行われた日本祭りの感染対策など。
 また、イベント開催におけるコロナ感染対策の専用サイト(https://kenren.org.br/retomadadeeventos/)も立ち上げた。同サイトにはイベントに応じた感染対策を掲載する。例えば、バザーやフードコート形式での開催の場合の対策やショー時の対策など随時、最新の感染対策が更新される予定だ。
 そして、コロナ感染対策のマニュアルを作成し各日系団体に配布するというのも同プロジェクトの一つとなっている。

シンポジウムのタイムテーブル

シンポジウムのタイムテーブル

 市川会長は、「外務省が補助してくれた助成金を、県連だけでなく日系全体が有効活用できるよう、このプロジェクトを進めたい」と述べた。
 来年開催予定の「第23回日本祭り2022年―夢を現実に―」について、来年7月15~17日に感染対策を徹底して開催される予定だと発表された。
 同祭は、昨年コロナ禍のために中止。実現すれば2年越しの開催となる。現段階ではまだ調整中だが、検討候補として会場での催し物と同時にそれを生中継するハイブリッド方式での開催やPIX決済制限の導入などを検討しているという。ショーについても多くのゲストを招き盛大に行うことを計画している。
 市川会長は、「来年こそ日系社会名物の日本祭りが再開することを願っております。参加者の皆さんが楽しむことができる今までにない祭りを皆で考えて開催しましょう」と呼びかけた。

設置された感染対策サイト

設置された感染対策サイト