第17回栢野定雄杯マレットゴルフ大会が12日、アルジャ市の日本カントリークラブで行われた。男子71人、女子31人、計102人が参加した。
初回からスポンサーを務めてきたアルヴァロ・ヤマカワ副会長(85歳)は、「マレットゴルフは日本由来の新しいスポーツ。サンパウロ州には30の競技場があり、約1千人の競技者がいる。高齢者に適したスポーツで、男女を問わず楽しむことができる。高齢者の健康を保つことができ、長生きできる。本場日本には200以上競技場がある。1万平米の芝生の敷地に18ホールあり、ゴルフに似ている。幸せな人生を送り、夢を膨らませ、健康になり、新しい友情を築くことができる。競技は非常に簡単です」とマレットゴルフについて説明した。
サンパウロ州マレットゴルフ連盟のイクオ・キヨハラ会長は「ブラジルのマレットゴルフは1994年にイビウーナ市在住の白旗信さんが長野県埴科郡坂城町でマレットゴルフを見て感心し、ブラジルに帰って来てからイビウーナ市で古谷パークを経営している古谷功、剛兄弟にマレットゴルフ場を造るように勧めた。古谷兄弟はすぐにマレットゴルフ場を建設、1995年1月21日にコチア青年約30人を中心に『第1回マレットゴルフ大会』を開いた。これからは非日系の高齢者にも普及し、サンパウロ州だけでなくブラジル全土に広げたい」とマレットゴルフの歴史と抱負を語った。