国家水上輸送庁(Antaq)が13日、国内の公営、民営の港での1~10月の貨物輸送量が昨年同期比で5・5%増の10億1千万トンに達したと発表したと同日付現地サイトが報じた。
公営の港での貨物輸送量は3億4450万トンで、昨年同期比で5・01%増えた。また、民営の港での貨物輸送量は6億6580万トンで、昨年同期を5・70%上回った。
業績が伸びている民間港と輸送量は、サンタカタリーナ州サンフランシスコ・ド・スル水路ターミナル(1470万トン、95・3%増)や、セアラー州ペセン港ターミナル(1760万トン、36・2%増)、リオ・グランデ・ド・スル州オゾリオ水路ターミナル(1060万トン、31・2%増)、リオ州イーリャ・ダグア水路ターミナル(1810万トン、27・3%増)、リオ・グランデ・ド・スル州イタキー港(2240万トン、27・0%増)、リオ州イタグアイー港(4480万トン、21・1%増)などだ。
固形物の輸送量は、国内の港湾施設の総貨物量の58・4%にあたる5億8970万トンに達した。この数字は昨年同期比で1・8%増となる。また、液状の貨物は総貨物量の25・8%にあたる2億6080万トンを占め、昨年同期を9・7%上回った。原油や天然ガスは総貨物量の22・9%を占め、7・9%成長した。また、コンテナで運ぶ品は13・8%増の1億1060万トンに達した。
ブラジルの港湾輸送の70・5%は外洋に出る長距離輸送が占めており、昨年同期より6%増えた。また、海岸部の港同士を結ぶ水運も6・7%増えたが、川を使う内陸水運は5%減少した。