第2回聖南西文化体育連盟(UCES=山村敏明会長)定例会議が11日午前9時から、ピエダーデ市にある同文化体育協会(ACEP)会館で開かれた。会員25団体と会員6文化部の代表を合わせて49人全員が出席、2021年度決算報告、事業報告および2022年度の事業計画が提案された。その後、ACEP婦人部の手料理で忘年会が行われた。
決算報告では、300万レアル基金のうち222万9021レアルを達成したと報告された。うち、各会が拠出した34万9500レアル分はコロナ禍に対処するため各団体に払い戻されたと報告された。
12月4日に落成したピラール・ド・スル日本語学校増築教室は「令和2年度草の根文化無償資金協力」によるもので、32万レアルの協力が日本政府からあったと感謝の言葉があった。
2022年度の事業計画案に関しては、各団体がドライブスルーで弁当、果物などを販売して資金確保しようとしていることが伺われた。
陸上競技部、教育部、音楽部、相撲部、卓球部、和太鼓部の活動はコロナ禍で停止していたが、2022年には通常に戻ると予想される。
一方で各都市の日本祭りが通常通り実施されるのかどうかが、不明確で不安視されていた。この『日本祭り』に参加して資金を確保する日系の協会が多く、日系文化体育協会の存続にもかかわる問題で憂慮されている。
定例会議の後は、ピエダーデ文化体育協会の婦人部が作った手料理で忘年会を行った。