ニッケイ新聞 2014年2月1日
「平成25年秋の叙勲」で池田昭博氏(78)、志村豊弘氏(74、ともに二世)、マウリシオ・デ・ソウザ氏(78)が栄誉に浴し、文協貴賓室で28日祝賀会が行われた。
日系5団体を含めた来賓に、家族、知人など約150人が3人の栄誉を称え、政界からは連邦下議の安部順二、飯星ワルテル両氏、西本エリオ州議、野村アウレリオ市議も祝福に駆け付けた。
文協の呉屋春美副会長は「3人の受賞に心からお祝い申し上げる。ブラジル社会でも日系社会でも貢献してこられた。ご苦労が称えられ益々のご活躍を期待する」と祝辞を送った。
在聖総領事館の佐野浩明首席領事は、「池田氏の経済活動、ソウザ氏の文化活動、志村氏の日伯地域交流という分野において、我々にとって3人は先生のような存在。ブラジル社会、日系社会、そして若者に経験、知識、情熱を伝えていただければ」と望んだ。
モジ市で育ち、日系人を妻に持つソウザ氏は「とても名誉に感じる。学校ではクラスの半分が二世だった時もあり、幼少時からコロニアが身近にあった。日本の美しい文化に魅了されており、強い友情を感じる」と語り、「今後も両国の交流が進むよう、これからももっと色々な試みが行われることを願っている」と、さらなる親密化を期待した。3氏がそれぞれ謝辞を述べた後、和やかに会食が催され祝いの言葉を交わした。