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チエテで事故、一人死亡=運転手のギア操作ミスで

ニッケイ新聞 2014年2月18日

 サンパウロ市北部チエテ・バスターミナルのプラットフォームで16日夜、停止したはずのバスが動き出し、乗車しようとした乗客ら5人を轢き、利用客1人が死亡、従業員3人を含む4人が負傷する事故が起きた。17日付G1サイトなどが報じた。

 事故を起こしたのはイタペミリン社のバスで、目撃者によれば、午後11時頃、27番のプラットフォームに到着したリオ行きのバスへの搭乗許可が出て、利用者が乗り場に移動しようとしたところで、バスが前進、乗客らを撥ねた。警察によれば、運転手は車を止めた際にギアの操作を誤ったためにバスが前進してしまったという。

 事故で即死した利用客の女性は、リオに行く息子の見送りのために夫とターミナルに来ていた。

 運転手はショック状態に陥り、病院で治療を受けた後に警察に出頭。業務上過失致死傷害の疑いで逮捕される見込みだが、保証金の支払いで釈放される可能性もある。