ニッケイ新聞 2014年2月22日
世界的ヒット作品となった漫画「るろうに剣心」(当地での名称「Samurai X」)のストーリーに協力した小説家・黒碕薫さんが27日午後7時半から、サンパウロ市ピニェイロス区の書店「FNAC」(Praca
dos Omaguas, 34)で講演会を行う。国際交流基金主催。整理券は1時間前から配布される。
1994年から99年にかけて「週刊少年ジャンプ」で連載され、6千万部近くを売り上げたヒット作品。原作者は漫画家の夫・和月伸宏さん。
黒碕さんは神奈川県横浜市に生まれ、小学生の数年間をブラジルで過ごした帰国子女。「ブラジルでの講演会は、私の夢だった」と言う。講演では、漫画の制作手順や「るろうに剣心」の誕生物語を公開するとともに、当地の漫画家の卵に向けた助言を行う。
桜美林大学文学部卒。小説家、脚本家。アニメ「キャプテン翼」やゲーム「3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!」などの脚本も手がけた。
なお、講演会は24日午後7時からアマゾナス州マナウス市のSESI(Alameda
Cosme Ferreira, 7399, Sao Jose I)および、26日午後3時からリオ州連邦大学(Auditorio
do Centro de Gestao Tecnologica CGTEC-CT2, Rua Moniz Aragao, 360, Bloco
1, Ilha do Fundao, Cidade Universitaria)でも開催される。
詳細は同基金(サイト=fjsp.org.br、電話=11・3141・0110)まで。